中村(敦)研究室
       
ホーム
ゼミナール
授業の紹介
英語の学習
◆アメリカの文学
◆リンク
過去のお知らせ
                                        
ホーム ◆ゼミナール ◆ゼミ論


アメリカと拳銃

 僕は、ゼミ論では、「アメリカと拳銃」について調べて書きました。それは、僕はアメリカと聞くと非常に恐いイメージがあったからです。 それには、拳銃の存在があって、「なぜ日本のように規制できないのか。」というのを調べたくて書きました。アメリカでは、新聞でもわかるように銃の乱射事件がかなり頻繁に起こっています。なかには、家族間の言い争いが原因で16歳の少年が両親ら4人を銃で殺害するという日本では考えられない事件まであります。今では、交通事故死よりも拳銃によって殺される人の方が上回るとも予想されています。 この背景には、アメリカ・ライフル協会(NRA)の存在があると分かりました。このNRAの存在というものがとても影響しています。この団体は、「銃を保持し携帯する市民の権利を侵してはならない」というモットーを掲げていて、拳銃の所持を奨励しています。また、ものすごく政治的発言力を持っています。だから、政治家は、銃規制に二の足を踏んでいます。

 また、アメリカ人の心の中にある自由への規制を嫌う心というものがあります。アメリカ人は何でも「規制」と名のつくものには、拒否反応を示します。誰かに自分の権利を侵害されたり、何かを義務づけられたりするのをとても嫌います。

 また、一般市民の意識にも問題があると考えます。一般市民の意識の中には、「拳銃から身を守るためには、拳銃で対抗するしかない」という意識があります。 拳銃には拳銃をという悪循環が生まれ、拳銃による事件が起こっていることが分かりました。

 そこで、どうすれば拳銃が規制できるかを自分なりに考えてみました。最初は、「アメリカ人の意識を変えるしかない」と考えました。しかし、これだけ拳銃の事件が広まっていると、すぐに人々の意識を変えて拳銃による犯罪を無くすことは不可能に近いことだと分かりました。しかし、これから1020年それ以上かかるかもしれませんが、長い時間をかけて拳銃による犯罪をなくすことができると考えました。それは、親から子供に拳銃の危険性を十分に教えることだと思います。たとえば、子供がおもちゃの銃を持っていたら銃の安全な扱い方を見せたり、本物の銃との違いを説明したりするべきだと思います。また、拳銃の危険性や恐ろしさに加えて、子供たちには命の尊さや大切さも十分に知らせるべきだと考えました。自分はゼミ論を書いて、本当に拳銃での痛ましい事件が少しでも減るように、と思いました。

 

                    トップ アイコン トップページ へもどる