アイヌ語学習者のための
アイヌ語基本文献・音声資料リスト

※このページは科学研究費補助金（特定領域研究（Ａ）「環太平洋の『消滅に瀕した言語』にかんする緊急調査研究」）の成果の一部として公開されている。

目次　（１〜６：日本語およびアイヌ語によるもの　７：主として外国語によるもの）

１．概説、全集など（歴史・社会・文化にわたるものを含む）

• アイヌ民族博物館(監修)(1993)『アイヌ文化の基礎知識』草風館。
• 小野米一、奥田統己（著）北の生活文庫企画編集会議（編）(1999)『北の生活文庫　第８巻　北海道のことば』北海道・北海道新聞社。
• 金田一京助(1992-93)『金田一京助全集』（全15巻）三省堂。
• 月刊『言語』「特集　アイヌの言葉と文化　言語編・文化編」（1985年２・３月号）大修館書店。
• 月刊『言語』「リレー連載　危機に瀕した言語を救え！」（1999年1月号〜2000年4月号）大修館書店。
• 札幌学院大学人文学部(編)(1990)『アイヌ文化に学ぶ＜公開講座＞北海道文化論』第８集、札幌学院大学生活協同組合［本とカセットテープ］。
• 札幌学院大学人文学部(編)(1997)『アイヌ文化の現在＜公開講座＞北海道文化論』第13集、札幌学院大学生活協同組合。
• 田村すず子(1981,1998改訂5版)「アイヌ語」『講座言語第６巻　世界の言語』大修館書店。
• 田村すず子(1997)「アイヌ語」『日本列島の言語』三省堂。
• 知里真志保(1973-74)『知里真志保著作集』1-4巻（論文集）と別巻2冊（『分類アイヌ語辞典』植物篇、人間篇、動物篇）平凡社。
• 鳥居龍蔵(1903)『千島アイヌ』吉川弘文館。［絶版］
• 中川裕(1995)『アイヌ語をフィールドワークする』大修館書店。
• 中川裕(1997)『アイヌの物語世界』平凡社。
• 中川裕(1998)「アイヌ語」『世界の言語ガイドブック２（アジア・アフリカ地域）』三省堂。
• 北海道立アイヌ民族文化研究センター(編)(1996〜)『ポン カンピソシ アイヌ文化紹介小冊子』。［市販せず］
• 北方言語研究者協議会(編)(1994)『「アイヌ語の集い」―知里真志保を継ぐ』北海道出版企画センター(011-737-1755)。
• ポン・フチ(1976)『アイヌ語は生きている』、(1987改訂版）新泉社(03-3812-1662)。
• 村崎恭子(1979)『カラフトアイヌ語―文法篇―』、(1976)『カラフトアイヌ語』［資料］、国書刊行会。［絶版］
• 村山七郎(1971)『北千島アイヌ語』吉川弘文館。

概説ビデオ

• アイヌ無形文化伝承保存会(1976-92)『アイヌ文化伝承記録映画ビデオ大全集』［16ミリの記録映画の中から選ばれた23本がビデオにプリントされた、５シリーズ、各４〜５巻、計23巻、ナレーションは日本語、中にアイヌ語が出てくるものもある、テキストなし］(011-221-0019)。
• 北海道ウタリ協会(1993)『共生への道―日本の先住民族アイヌ―』ビデオ、［ナレーションは日本語、中でアイヌ語にも触れられ、また、アイヌ語そのものも少し出てくる、テキストなし］（2000年改訂版）(011-221-0462)。
• アイヌ無形文化伝承保存会(1996)『アイヌ文化を学ぶ（２カ国語版）』［日本語(主音声)、英語(副音声)、解説書つき］(011-221-0019)。

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２．学習書・教材

• カムイト°ラノ協会(1987)『萱野茂　アイヌ語会話　初級編』（全4巻）［ビデオとテキスト］(0154-67-2304)。
• 萱野茂(監修)萱野茂、上田トシ(話者)(1992)『アイヌ語日常会話集１　凍ったミカン』片山言語文化研究所［ビデオとテキスト］。
• 白沢ナベ、中本ムツ子(謡い手)中川裕(監修)片山龍峯(訳・解説)西山史真子、成田英敏、松田ふみ(絵)(1995)『カムイユカラ KAMUY-YUKAR』片山言語文化研究所［テープ・絵本・解説書］。
• 田村すず子(編著)(1983-96)『アイヌ語入門(改訂版)』『アイヌ語入門解説』『アイヌ語基礎語彙』『帆立貝飛べ』『アイヌ語音声資料選集―散文篇―』『同―韻文篇―』［テープ・テキスト・解説書・語彙集等］、［いずれも発行：早稲田大学語学教育研究所、販売：早稲田大学生協ブックセンター］。
• 中川裕、中本ムツ子(1997)『エクスプレス アイヌ語』白水社［テープとテキスト］。
• 中本ムツ子（語り）片山龍峯（編・解説）西山史真子（絵）(1999,2001)『アイヌの知恵　ウパシクマ （１・２） 』、片山言語文化研究所(発行)新日本教育図書株式会社(発売)［絵本、CD別売り］。
• 北海道ウタリ協会(編)(1994)『アコロ　イタク　AKOR ITAK　アイヌ語テキスト１』クルーズ［テキストのみ］(011-221-0462)。

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３．辞典類

• 奥田統己(編)(1999)『アイヌ語静内方言文脈つき語彙集（ＣＤ−ＲＯＭつき）』札幌学院大学。［市販せず］
• 萱野茂(1978)『アイヌの民具』すずさわ書店(03-5386-3969)。
• 萱野茂(1996)『萱野茂のアイヌ語辞典』三省堂。
• 萱野茂(1999)『萱野茂のアイヌ語辞典ＣＤ−ＲＯＭ』三省堂。［エキスパンドブック形式、すべての見出し語と一部の例文に萱野氏による発音例あり。］
• 切替英雄(1989)『『アイヌ神謡集』辞典　テキスト・文法解説付き』北海道大学文学部言語学研究室。［市販せず］
• 久保寺逸彦(編)(1992)『アイヌ語・日本語辞典稿―久保寺逸彦　アイヌ語収録ノート調査報告書―』北海道教育委員会／北海道文化財保護協会(011-271-4220)。
• 神保小虎、金沢庄三郎(1898)『アイヌ語会話字典』、(1986)改装新版、北海道出版企画センター［会話用例集］(011-737-1755)。
• 田村すず子(1996)『アイヌ語沙流方言辞典』草風館（1998年再版）。
• 知里高央、横山孝雄(1987)『アイヌ語イラスト辞典』蝸牛社。
• 知里真志保(1953-62)『分類アイヌ語辞典』３巻、『知里真志保著作集』別巻Ｉ、IIに所収。
• 中川裕(1995)『アイヌ語千歳方言辞典』草風館。
• 服部四郎(編)(1964，1995復刊３刷り)『アイヌ語方言辞典』岩波書店。
• 本別町教育委員会(編)(1989)『沢井トメノ　十勝本別アイヌ語分類辞典―人間篇・動物編・植物篇・民具篇―』。［市販せず］
• 村崎恭子(1983)『アイヌ語基礎語彙集(東別方言と本別方言)』東京外国語大学。［市販せず］
• 吉田巌(1989)『北海道あいぬ方言語彙集成』小学館。

近世の語彙

• 成田修一撰、金田一京助解説(1972)『アイヌ語資料叢書』（全８冊）国書刊行会。［絶版］
• 成田修一編(1977-91)『近世の蝦夷語彙』私家版。［市販せず］

地名

• 佐々木弘太郎(1969)『樺太アイヌ語地名小辞典』みやま書房(011-561-6482)。
• 高倉新一郎、知里真志保、更科源蔵、河野広道(1954)『北海道駅名の起源』11版、札幌鉄道管理局（山田秀三（監修）佐々木利和（編）（1988）『アイヌ語地名資料集成』所収、草風館）。
• 永田方正(1891)『北海道蝦夷語地名解』初版、北海道庁（1984復刻、草風館）。
• 山田秀三(1982-83)『アイヌ語地名の研究　山田秀三著作集』全４巻、草風館 。
• 山田秀三(1984)『北海道の地名』北海道新聞社（2000復刻版、草風館）。
• 山田秀三(1995)『アイヌ語地名の輪郭』草風館。

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４．資料（研究用・教材作成用等にも、教育・学習用にも役に立つもの。なお、１．を参照）

(1) 映像・音声資料：映画またはビデオテープ（とテキスト）

• アイヌ民族博物館(編)(2002)『葛野辰次郎の伝承』（アイヌ民族博物館伝承記録７）。［CD４枚、DVD-ROM１枚とテキスト］
• 萱野茂(1974)『チセ・ア・カラ　われら家をつくる』（映画、撮影：姫田忠義、ナレーション：萱野茂）、民族文化映像研究所(03-3341-2865)［日本語版とアイヌ語版、それぞれビデオ版もある］、(1976)『同』［本、文：萱野茂、写真：須藤功］、未来社。
• 北海道ウタリ協会(1994)『アコロ イタク AKOR ITAK アイヌ語テキスト１』［片山龍峯製作、教材にすることを目指して作られたがいまのところまだ。ビデオのみ］、片山言語文化研究所。

(2) 音声資料：テープ、録音シート、またはCDとテキスト

• アイヌ民族博物館(編)(1997)『上田トシのウエペケレ』（アイヌ民族博物館伝承記録３）。［CDとテキスト］
• アイヌ民族博物館(編)(2001)『虎尾ハルの伝承　鳥』（アイヌ民族博物館伝承記録５）。［CDとテキスト］
• 萱野茂(1974)『ウエペケレ集大成』［本とカセットテープ］、アルドオ。［絶版］
• 萱野茂(1997)『アイヌのユカラ／蘇る英雄』［CDとブックレット］、キングレコード。KICW-1051
• 萱野茂(1998)『萱野茂のアイヌ神話集成』［本・CD・ビデオ］、ビクターエンタテインメント、平凡社。
• 萱野茂(監修・解説)平取アイヌ文化保存会(2000)『アイヌのうた』、ビクターエンタテインメント。VICG-60400
• 北原次郎太・田村すず子・田村雅史・田村将人・丹菊逸治(編)(2003)『アイヌ語樺太・名寄・釧路方言の資料―田村すず子採録　藤山ハルさん・山田ハヨさん・北風磯吉さん・徹辺重次郎さんの口頭文芸・語彙・民族誌』（科学研究費補助金（特定領域研究（Ａ）「環太平洋の『消滅に瀕した言語』にかんする緊急調査研究」）成果報告書A2-039）大阪学院大学情報学部。［市販せず］
• 沢井アク、沢井トメノ、新井田セイノ他（語り手）市原悦子（ナレーション）(2000)『昔話　ふるさとへの旅　北海道』、キングレコード。KICH2312
• 杉村キナラブック他(1969)『キナラブック・ユーカラ集』［本と録音シート］、旭川市。［市販せず］
• 田村すず子(編著)(1984〜)『アイヌ語音声資料』1〜、（10巻は田村・田中共編著、１１巻以降は早稲田大学語学教育研究所アイヌ語研究会代表田村すず子編著）、［カセットテープとテキスト、別冊として索引1-3, 4-6, 7-9の3冊、1-6巻の全用例つき語彙集3冊、カタカナ併用でない巻は別にカタカナ版がある］、早稲田大学語学教育研究所。［非売品だが公的機関には注文に応じて寄贈される。個人でも認められれば寄贈される］
• 田村すず子(編)(2001)『アイヌ語沙流方言の音声資料１　―近藤鏡二郎の録音テープに遺されたワテケさんの神謡』（科学研究費補助金（特定領域研究（Ａ）「環太平洋の『消滅に瀕した言語』にかんする緊急調査研究」）成果報告書A2-008）大阪学院大学情報学部。［市販せず］
• 田村すず子(編)(2002)『アイヌ語沙流方言の音声資料２　―近藤鏡二郎の録音テープに遺されたワテケさんの神謡II』（科学研究費補助金（特定領域研究（Ａ）「環太平洋の『消滅に瀕した言語』にかんする緊急調査研究」）成果報告書A2-016）大阪学院大学情報学部。［市販せず］
• 田村すず子(編)(2003)「アイヌ語沙流方言の音声資料３　―近藤鏡二郎の録音テープに遺されたワテケさんの神謡III」（科学研究費補助金（特定領域研究（Ａ）「環太平洋の『消滅に瀕した言語』にかんする緊急調査研究」）成果報告書A2-034）大阪学院大学情報学部。［市販せず］
• 日本放送協会(1965)『アイヌ伝統音楽』［本と録音シート］日本放送出版協会。［絶版］
• 貫塩喜蔵(1978)『アイヌ叙事詩　サコロペ　SAKOROPE』［本とカセットテープ］白糠町。［絶版］
• 林誠・奥田統己(編)(2003)『アイヌ語静内方言の音声資料―田村すず子採録　織田ステノさんと虎尾ハルさんの口頭文芸と会話―』（科学研究費補助金（特定領域研究（Ａ）「環太平洋の『消滅に瀕した言語』にかんする緊急調査研究」）成果報告書A2-032）大阪学院大学情報学部。［市販せず］
• 村崎恭子(1979)『カラフトアイヌ語』［カセットテープとテキスト］、国書刊行会。［絶版］
• 村崎恭子(編訳)(2001)『改訂　浅井タケ昔話全集』（科学研究費補助金（特定領域研究（Ａ）「環太平洋の『消滅に瀕した言語』にかんする緊急調査研究」）成果報告書A2-010）大阪学院大学情報学部。［市販せず］［1999年に『浅井タケ昔話全集Ｉ』（横浜国立大学）と『浅井タケ昔話全集II』（放送文化基金）の２分冊として刊行したものを一部修正補充して一冊にまとめたもの］
• 村崎恭子(編訳)峰岸真琴(CD-ROM編集)(2001)『ＣＤ−ＲＯＭ版　浅井タケ昔話全集』（科学研究費補助金（特定領域研究（Ａ）「環太平洋の『消滅に瀕した言語』にかんする緊急調査研究」）成果報告書A2-007）大阪学院大学情報学部。［市販せず、ＣＤ２枚に54話を収録］
• 村崎恭子(編訳)(2001)『浅井タケ口述　樺太アイヌの昔話』、草風館。［1999年に『浅井タケ昔話全集Ｉ』（横浜国立大学）と『浅井タケ昔話全集II』（放送文化基金）の２分冊として刊行したものを一部修正補充して一冊にまとめたもの。財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構の補助金を受けて樺太アイヌ文化協会から刊行された同標題の文献も同内容］
• 村崎恭子(編訳)(2001)『浅井タケ口述　樺太アイヌの昔話』、草風館。［ＣＤ版、54話10枚組］
• 北海道ウタリ協会門別支部長　吉田昇『沙流アイヌの歌謡CD版Ｉ「近藤鏡二郎録音テープより」ト°ミスイケレ・ウェンペスイケレ tumisuykere wenpesuykere いくさが終わった悪戦が終わった』語り手：故・鳩沢ワテケ媼、合いの手：故・平賀サダモ媼、協力：田村すず子、発行：門別町郷土史研究会。［ＣＤと解説、テキストなし］［市販せず］　

(3) 文字のみの資料・読み物

• アイヌ語ペンクラブ発行『アイヌタイムズ』編集責任者：浜田隆史、発行責任者：萱野志朗、［年４回、日本語訳を別に刊行］。
• アイヌ民族博物館(編)(1994)『山川弘の伝承』（アイヌ民族博物館伝承記録）。
• アイヌ民族博物館(編)(1995)『川上シンの伝承』（アイヌ民族博物館伝承記録２）。
• アイヌ民族博物館(編)(1999,2002)『川上まつ子の伝承―植物編１・２―』（アイヌ民族博物館伝承記録４・６）。
• アイヌ民族博物館(編)(2000)『ポロチセの建築儀礼』（伝承事業報告書）。［葛野辰次郎氏の祈り言葉ほかを収録］
• アイヌ無形文化伝承保存会(編)(1981〜1987)『アイヌ無形民俗文化財の記録シリーズ』。(011-221-0019)［市販せず］
• 大塚一美(編訳)・中川裕(監修) (1998)『キナラブック口伝 アイヌ民話全集１』北海道出版企画センター(011-737-1755)。
• 萱野茂(1988)『カムイユカラと昔話』小学館。
• 金成まつ筆録・金田一京助訳注(1959-75)『アイヌ叙事詩ユーカラ集』1-9巻、8-9巻は金田一筆録訳注、三省堂。
• 金田一京助(1992-93)『金田一京助全集』三省堂、［全15巻のうち5-12巻にアイヌ語テキストが出てくる］。
• 葛野辰次郎(1978〜)『キムスポ』私家版。［市販せず］
• 久保寺逸彦(編著)(1977)『アイヌ叙事詩　神謡・聖伝の研究』岩波書店。
• 佐藤知己(編)(2002)『アイヌ語諸方言調査報告(１)』（科学研究費補助金（特定領域研究（Ａ）「環太平洋の『消滅に瀕した言語』にかんする緊急調査研究」）成果報告書A2-014）大阪学院大学情報学部。［市販せず］
• 静内町教育委員会(編)(1991-95)『静内地方の伝承　織田ステノの口承文芸』1-5、大半は奥田統己筆記・訳注・索引、2の一部は佐藤知己筆記訳注、静内町教育委員会／静内町郷土史研究会(01464-2-0394)。
• 砂沢クラ(1983)『私の一代の思い出　クスクップオルシベ』みやま書房(011-561-6482)。
• 知里真志保(1973-74)『知里真志保著作集』1-4巻（論文集）と別巻2冊（『分類アイヌ語辞典』植物篇、人間篇、動物篇）平凡社。
• 知里真志保(編訳)(1937)『アイヌ民譚集』郷土研究社（初版）。(1981岩波文庫版)［この初版に『えぞおばけ列伝』（新書刊行会、1961）を加えて復刊したもの］、岩波書店。
• 知里幸恵(編訳)(1923)『アイヌ神謡集』郷土研究社（初版）。(1978岩波文庫版)［この初版に知里真志保「神謡について」を加えて復刊したもの］、岩波書店。
• 中川裕(1997)『アイヌの物語世界』平凡社ライブラリー。
• 萩中美枝(1980)『ユーカラへの招待』北海道出版企画センター(011-737-1755)。［絶版］
• 北海道教育庁社会教育部/生涯学習部文化課(編)(1980〜)『アイヌ民俗文化財ユーカラシリーズ』［金成まつ筆録、蓮池悦子仮名化、萱野茂訳］北海道教育委員会／北海道文化財保護協会011-271-4220)。
• 北海道教育庁社会教育部/生涯学習部文化課(編) (1981〜)『アイヌ民俗文化財口承文芸シリーズ』［『知里幸恵ノート』全５冊、『久保寺逸彦ノート』全５冊、『八重九郎の伝承』全９冊］北海道教育委員会／北海道文化財保護協会(011-271-4220)。
• 北海道教育庁社会教育部/生涯学習部文化課(編) (1988〜)『アイヌ無形民俗文化財記録刊行シリーズ』［テキストと民族誌とを交互に刊行］北海道教育委員会／北海道文化財保護協会(011-271-4220)。
• ポン・フチ(1978)『ユーカラは甦える』、(1987改訂版)新泉社。
• ポン・フチ(1980)『ウレシパモシリへの道』、(1992改訂版)新泉社。
• 村崎恭子(1989)『樺太アイヌ語口承資料１』（昭和63年度科学研究費補助金（一般研究Ｃ）研究成果報告書「樺太アイヌ語の記述的研究」）北海道大学言語文化部。［市販せず］
• 村崎恭子(編)(1995)『樺太アイヌ語口承資料（２）』（平成６年度科学研究費補助金（一般研究Ｂ）研究成果報告書「樺太アイヌ語の記述的研究（２）」）横浜国立大学教育学部。［市販せず］
• 村崎恭子(編)(2001)『少数民族言語資料の記録と保存―樺太アイヌ語とニヴフ語―』科学研究費補助金（特定領域研究（Ａ）「環太平洋の『消滅に瀕した言語』にかんする緊急調査研究」）成果報告書A2-009）大阪学院大学情報学部。
• 門別町郷土史研究会(編)(1965)『アイヌ叙事詩　クト゜ネシリカ』［鍋沢元蔵筆録、扇谷昌康ローマ字化・訳］。
• 門別町郷土史研究会(編)(1966)『沙流アイヌの歌謡 ―録音資料目録とその解説―』［近藤鏡二郎録音テープの目録］。
• 門別町郷土史研究会(編)(1966)『アイヌの祈詞』［鍋沢元蔵筆録、扇谷昌康ローマ字化・訳］。
• 門別町郷土史研究会(編)(1969)『アイヌの叙事詩』［鍋沢元蔵筆録、扇谷昌康ローマ字化・訳］。
• 山辺安之助(著)金田一京助(編)(1913)『あいぬ物語』博文館、［樺太アイヌ語、『金田一京助全集』に所収］

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５．文献目録

• アイヌ年誌刊行会／アイヌ文化伝承保存会(編)(1987- )『アイヌ年誌』、アイヌ無形文化伝承保存会(011-221-0019)。［毎年につき発行］。
• アダミ、ノルベルト・Ｒ(著)小坂洋右(訳)(1991)『アイヌ民族文献目録―欧文篇―』サッポロ堂書店(011-746-2940)。
• 式場隆三郎(1942)「アイヌ書誌」『工芸』107号、日本民芸協会、(1981)復刻『アイヌ史資料集、補巻』中の１分冊、北海道出版企画センター(011-737-1755)。［絶版］
• 中川裕、佐藤知己(1985)「アイヌ語文献目録」『言語』1985年２月号（「特集　アイヌの言葉と文化　言語編」）。
• 松下亘、君尹彦(1978)『アイヌ文献目録―和文篇』みやま書房(011-561-6482)。
• 煎本孝(1992) Ainu Bibliography, 北海道大学。［日本語と英語、市販せず？］
• 吉田千萬(編)(1997)『樺太（サハリン）・千島の先住民族文献　和文編―明治元(1868)〜昭和20(1945)年―』北の文化シンポジウム実行委員会。［発売はアカシアブック(01582-3-2727)サッポロ堂書店(011-746-2940)］

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６．ＷＷＷサイト

• アイヌ民族博物館
• 東京大学大学院人文社会系研究科附属文化交流研究施設　東洋諸民族言語文化研究部門「危機言語のホームページ」

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７．外国語で書かれた概説書、学術書等の中で重要なものまたは入手・閲覧等しやすいもの

• Adami, Norbert Richard, (1981). Verzeichnis der europaeischsprachigen Literatur ueber die Ainu, Otto Harrassowitz, Wiesbaden.
• Adami, Norbert Richard. (1991). Russischsprachige Japanliteratur: Ein Auswahlverzeichnis; 1980-1990 - Literature on Japan in Russian: A Selective Bibliography, Iudicum Verlag. ISBN:3-89129-280-5.
• AILA '99 Tokyo Organizing Committee. (ed.)(2000). Selected Papers from AILA '99 Tokyo, Waseda University Press.
• Batchelor, John. (1888-1893). Specimens of Ainu Folk-Lore (I-VII,VIII-IX,X-XII). Transactions of the Asiatic Society of Japan, XVI, XVIII, XX.（1964復刻、雄松堂出版。［絶版］）
• Batchelor, John. (1924). Ainu Fireside Stories, Kyobunkan, Tokyo.（1980復刻、『アイヌ史資料集　第五巻　言語・風俗編（二）』北海道出版企画センター(011-737-1755)。）
• Batchelor, John. (1938). An Ainu-English-Japanese Dictionary （『アイヌ・英・和辞典』）第4版、(1995)復刊３刷、岩波書店、ISBN:4-00-080055-8。
• Bugaeva, Anna. (2002). "Hekaci" (The Story of a Boy) by Oda Ito, in 佐藤知己(編)(2002)『アイヌ語諸方言調査報告(１)』（科学研究費補助金（特定領域研究（Ａ）「環太平洋の『消滅に瀕した言語』にかんする緊急調査研究」）成果報告書A2-014）大阪学院大学情報学部。
• Bugaeva, Anna. (2004). Grammar and Folklore Texts of the Chitose Dialect of Ainu (Idiolect of Ito Oda)（科学研究費補助金（特定領域研究（Ａ）「環太平洋の『消滅に瀕した言語』にかんする緊急調査研究」）成果報告書A2-045）大阪学院大学情報学部。
• Bugaeva, Anna. (2004). Classification of reciprocals and Sociatives in Ainu, In O. Miyaoka & F. Endo (eds.) Languages of the North Pacific Rim, volume 9(Endangered Languages of the Pacific Rim Project Publications Series A2-043).
• Chamberlain, Basil Hall. (1887). The Language, Mythology and Geographical Nomenclature of Japan Viewed in the Light of Aino Studies. Memoirs of the Literature College, Tokyo Imperial University, (『東京帝国大学文科大学紀要』). No. 1, Tokyo.
• Dettmer, Hans Adalbert. (1989-97). Ainu Grammatik Teil I/II, Harrassowitz Verlag、ISBN:3-447-02864-5, 3-447-03761-X。［従来の研究の総括紹介］
• Dobrotvorskij, Mikhail Mikhailovich. (1875). Ainsko-Ruskij-Slovorj. (reprinted in 1996) The Ainu Library Collection 1, Vol.1.
• Executive Committee of the International Symposium. (ed.)(1985). Proceedings of the International Symposium on B.Pilsudski's Phonographic Records and the Ainu Culture. Hokkaido University.［蝋管録音資料のテキストを含む、市販せず］
• Fitzhugh, William W., & Dubreuil, Chisato O. (ed.)(1999). AINU: Spirit of a Northern People. National Museum of Natural History, Smithsonian Institution, University of Washington Press,ISBN: 0-295-97912-7［博物館カタログ］
• Izutsu, Katsunobu. (2000). The semantics of the Ainu auxiliary OASI: aspectual and modal senses. Journal of Hokkaido linguistics, 1, 1-14.
• Izutsu, Katsunobu. (2001). Ainu Okere and Isam: Where Completion, Remarkableness, Adversity, Absence, and Disappearance Meet. Journal of Hokkaido linguistics, 2, 19-34.
• Kayano, Shigeru. (1985). The romance of the bear god : Ainu folktales, 大修館書店、ISBN:4-469-21124-9。
• Kayano, Shigeru. (1994). Our Land Was a Forest: an Ainu Memoir, Transitions: Asia and Asian America, Westview Press. ISBN:0-8133-1880-7(PB.), 0-813381707-X(Cloth).
• Kreiner, Josef. (ed.)(1993). European Studies on Ainu Language and Culture, Monographien aus dem Deutschen Institut fuer Japanstudien der Philipp-Franz-von-Siebold-Stiftung, Band 6, Iudicum Verlag. ISBN:3-89129-486-7.
• Kurokawa, Kiyo et al. (1993). Music and Musicians of the World: JAPAN Ainu Songs, International Music Council, Auvidis, UNESCO D8047. ［コンパクト・ディスク。座り歌、神謡と英雄叙事詩の断片など。谷本一之・ジャン・ジャック・ナティエ(録音・解説)］
• Maher, John C., & Yashiro Kyoko. (eds.)(1995). Multilingual Japan, Multilingual Matters, Clevdon, Philadelphia, Adelaide. ISBN:1-85359-287-0
• Matsumura, Kazuto. (ed.)(1998).Studies in Endangered Languages. Papers from the International Symposium on Endangered Languages, Tokyo, November 18-20, ICHEL Linguistic Studies Vol.1 , ひつじ書房, ISBN:4-938669-97-8
• Munro, Neil Gordon. (1962). Ainu: Creed and Cult. Edited with a preface and an additional chapter by B. Z. Seligman, Introduction by H. Watanabe, Columbia University Press. (reprinted in 1996) Kegan Paul International, London and New York, ISBN:0-7103-0520-6.
• Nevskij, Nikolaj. Alexandrovich. (1972). Ainskij Folklor. Nauka, Moskwa.
• Ohnuki-Tierney, Emiko. (1974). The Ainu of the Northwest Coast of Southern Sakhalin. New York; Holt, Rineharat and Winston. (reprinted in 1984) Waveland Press, Prospect Heights, IL. ISBN:0-88133-092-2.
• Osami, Gizo. (1996). Uepekere of Chitose: Thirteen Stories from the Land of the Ainu, 響文社。 ISBN:4-906198-70-8。
• Philippi, Donald L. (1979). Songs of Gods, Songs of Humans: The EpicTradition of the Ainu, University ofTokyo Press. ISBN:0-86008-235-0.
• Pilsudski, Bronizlaw. (1912). Materials for the Study of the Ainu Languageand Folklore, Cracow, Imperial Academy of Sciences, (reprinted in 1996)TheAinu Library Collection 1, Vol.1.
• Pilsudski, Bronislaw. (1998-). The Collected Works of Bronislaw Pilsudski,Trends in Linguistics. Documentation 15, ed. A.F. Majewicz, Moutonde Gruyter. ISBN:3-11-010928-X, 3-11-016118-4
• Refsing, Kirsten. (1986). The Ainu Language. TheAarhus University Press. ISBN:87-7288-020-1.
• Refsing, Kirsten. (ed.)(1996). The Ainu Library Collection 1:Early European Writings on the Ainu Language（『初期ヨーロッパ・アイヌ言語研究』）全10巻［語彙集・辞書・研究書・テキスト］。Curzon Press(英国), 国内総発売元：紀伊国屋書店。
• Refsing, Kirsten. (ed.) (1998). The Ainu Library Collection 2: Origins of the Ainu Language:The Indo-European Controversy (『アイヌ語の起源：印欧語系説をめぐる論文集成』）全5巻、発行:Curzon Press(英国), Edition Synapse(日本)、国内総発売元:紀伊国屋書店。ISBN:4-931444-01-6.
• Refsing, Kirsten. (ed.) (2000). The Ainu Library Collection 3: Early European Writings on Ainu Culture,Pt. 1 Travelogues and General Descriptions(『紀行文とアイヌ文化』）全5巻、発行:Curzon Press(英国), Edition Synapse(日本)、国内総発売元:紀伊国屋書店。ISBN:4-931444-19-9.
• Refsing, Kirsten. (ed.)(2002). The Ainu Library Collection 4: Early European Writings on Ainu Culture,Pt. 2 Religion and Folklore（『アイヌの宗教と民間伝承』）全5巻、発行:RoutledgeCurzon(英国), Edition Synapse(日本)、国内総発売元:紀伊国屋書店。ISBN:4-931444-25-3.
• Sato, Tomomi. (1997). Possessive Expressions in Ainu. In T. Hayashi & P. Bhaskararao(eds.) Studies in Possessive Expressions: A Report of the Joint Research Project "Analysis and Description of Individual Languages and Linguistic Typology," Institute for the Study of Languages and Cultures of Asia and Africa, Tokyo University of Foreign Studies.
• Shibatani, Masayoshi. (1990). The Languages of Japan. Cambridge University Press, Cambridge. ISBN:0-521-36918-5(PB), 0-521-36070(Cloth).［この Part 1 (pp.1-86)“The Ainu Language”が金田一京助の一連の著作を下敷きにしている］。
• Taguchi (Refsing), Kirsten Yumiko (1974). An Annotated Catalogue of Ainu Material, Scandinavian Institute of Asian Studies Monograph Series No.20, Studentlitteratur, Lund.
• Tamura, Suzuko. (1967). Studies of the Ainu Language. In T.A. Sebeok (ed.), Current Trends in Linguistics Vol.II: Linguistics in East Asia and South East Asia, Mouton, The Hague, Paris.
• Tamura, Suzuko. (1970). Personal Affixes in the Saru Dialect of Ainu. In R. Jakobson, and S. Kawamoto (eds.), Studies in General and Oriental Linguistics, TEC Company, Tokyo.
• Tamura, Suzuko. (2000). The Ainu Language, 三省堂。ISBN:4-385-35976-8.
• 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(1978)『Asian & African Grammatical Manual No.11z SAKHALIN AINU』東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所。［市販せず］

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更新履歴

• 2004年11月８日　４．に林・奥田(編)(2004)、北原・田村ほか(編)(2003)、田村(編)(2003)を、７．にBugaeva(2004)２点を追加。
• ３月22日　２．の中本ムツ子（語り）他(1999,2001)のリンクを更新。４．(2)のアイヌ民族博物館(編)(1997)『上田トシの伝承』を『上田トシのウエペケレ』に修正。
• 2003年３月１日　４．に田村(編)(2002)、佐藤(編)(2002)を、７．にBugaeva(2002)を追加。
• ９月21日　４．に沢井他(2000)を追加。７．にRefsing(ed., 2002)を追加。
• ９月６日　４．にアイヌ民族博物館(編)(2002)２点を追加。７．にIzutsu(2001)を追加。Tamura(2000)へのリンクを更新。
• 2002年３月６日　３．の永田方正(1891)の年号が1981になっていたのを修正。４．にアイヌ民族博物館(編)(1999,2000)を追加。
• ９月２日　４．にアイヌ民族博物館(編)(2001)、田村(編訳)(2001)、村崎(編訳または編)(2001)５点を追加。北海道教育庁社会教育部/生涯学習部文化課(編) (1981〜2001)に関する情報を修正。萱野(1998)へのリンクを削除。７．にIzutu(2000)を、また大野徹人の調査に基づきKayano(1985, 1994), Osami(1996)を追加。雄松堂出版へのリンクを追加。Kurokawa, et al. (1993)へのリンクを更新。
• ３月24日　２．に中本・片山・西山(2001)に関する情報を追加。特定領域研究のＷＷＷサイトへのリンクを追加。
• ３月16日　３．に萱野(1999)を追加。
• 2001年２月４日　人文学部公式サーバーへ移転。公開サービス開始。
• 12月20日　４．(1)に北海道ウタリ協会(1994)を追加。
• 12月10日　７．にAILA '99 Tokyo Organizing Committee(ed.)(2000)を追加。
• 12月７日　４．(3)に村崎(1989,1995)を追加。
• 12月６日　１．に小野・奥田(1999)を追加。
• 11月29日　５．に中川・佐藤(1985)を、７．にTamura(1967)、Sato(1997)を追加。「目次に戻る」、更新履歴の作成。いくつかの発表年の漏れを補う。「貧」を「瀕」に修正(^^;。
• 11月28日　特定領域研究（Ａ）「環太平洋の『消滅に瀕した言語』にかんする緊急調査研究」のメンバーへの試験公開開始。
• 2000年10月15日　試作版サービス開始（非公開）。